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竜馬かぶれ [ことばの元気学]

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少し前だけど、ソフトバンクの「竜馬編」というCM、見ました?
犬のお父さんが、桂浜の海岸で坂本竜馬を見かけ、急いで駆け寄ったら武田鉄矢だったというやつ。
で、犬のお父さんはがっかりして、「なんだ、竜馬かぶれか」っていうんだけど、いいよね、あのCM。ぼくは大好きです。

何がいいって、「竜馬かぶれ」っていうコピーがいい。「竜馬のにせもの」でも「竜馬もどき」でも、あれはいけないんです。「かぶれ」っていうところがうまい。言葉が生きている。

いま、竜馬ブームでしょ? いまは時代の大きな転形期だから、竜馬みたいな人物が出てくることが期待されているわけですね。
となると、あっちこっちから、すっかりその気になった「竜馬かぶれ」が出現する。本当の竜馬なら、「おれは竜馬だ」なんていいません。「かぶれ」に限って、「われこそは竜馬なり!」なんて名乗りをあげるんですね。

みっともないですね。情けないですね。
ちゃんと竜馬流の実績をあげたら、「あの人は平成の竜馬だ」といってあげてもいいけど、何にもやっていないうちから自称するところが、どうもうさんくさい。

「人間は、部品でもなければ、数字でもない。人間は、ひとりひとりが、ひとつの宇宙なのだ」といった人がいますが、いまの時代に本当に必要な「竜馬」は、こういう人なんだと、ぼくは思っています。


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