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続・原発広告 [ことばの元気学]

前回紹介した広告の内、
「世界一の技術が、日本の原子力発電を支えています」
というのは、政府広報ではなく、電気事業連合会の広告でした。
訂正しておきます。
ついでだから、電気事業連合会が同じ頃に出した広告も、
いくつか紹介しておきましょう。(「広告批評」1987年6月号)
原1.jpg
これは前にもこのブログで紹介しましたね。
宮城県南三陸町(当時は志津川町)の子どもたち。
この子たちがいまどうしているか、気がかりです。

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原発がなければ、テレビで甲子園も見られないよっていう広告。
高校野球をとるか、原発をとるか。どうします、あなた?

原3.jpg
舞台向かって左から、水力・石油・原子力・石炭・液化天然ガス。
主役のスターは、もちろんまんなかの原子力くん、というわけ。

原4.jpg
「石油に代わるエネルギーの開発が急務です」と、
ひとりで悲壮な決意を表明していますが、
びっしり書かれたボディコピーは素人には???。
だいたい読んでもらおうなんて気はないわけで、
素人は黙って我々にまかせろということなんでしょう。 

原5.jpg
原子力開発に「待った!」はなしだそうで、
とにかく絶対必要なんだし、絶対安全なんだから、
ここでも素人は黙っていなさいということらしい。

原6.jpg
「いまや、原子力発電もクルマ、カメラなどと並んで世界に誇れる技術です」
そうですか。先日もNHKの討論番組で原発推進派の技術者の方が、
「世界一安全な原発をつくりたい」と言っていましたね。すごいですね。

原7.jpg
「原発からの放射線量は自然放射線の20分の1以下です」と言われてもねえ。
ひとたび事故が起これば話は別。踊ってる場合じゃないと思うけどね。 

原8.jpg
「タバコのフィルターくらいの大きさで、
一軒の家庭の電気なら1年分をまかなえる」(原発の広告から)
「タバコのフィルターくらいの燃料を燃やした結果、
およそ5万人の人の致死量に当たるゴミが出る」(高木仁三郎さんの話から)
捨てるに捨てられないから再利用するってわけで、
その再利用がまた、いまは行き詰まってしまっているわけで。 

原0.jpg
漁業の石油を確保するためにも必要だった原発が、
漁業の足をこんなに引っ張ってしまうとは。

原9.jpg
あ、これは電気事業連合会じゃない、東電の広告です。
この広告について高木仁三郎さんは、
浮いたと言われる石油の半分くらいは原子力関係で使っているので、
話半分と思っていいと言っていました。


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