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いい國へ行こう [ことばの元気学]

いい國.jpg
この広告には、ちょっと驚いた。
きょう(7日)の朝日新聞にも書いたけれど、マッカーサーがパイプをくわえ、米軍機から丸腰で日本の地に降り立とうとしている。
これって、アメリカ人には「勝利」を、日本人には「平和」を広告する、絶妙な広告写真だったんじゃないかと思う。ここでのパイプは「余裕」の、丸腰は「平和」の表象だよね。

それにしても、66年前の原爆、そしてそれから66年後の原発。
二度も原子力にひどい目にあわされて、それでもまだ懲りない人たちがいる。
先日、テレビを見ていたら、自民党の石破さんがこんな意味のことを言っていた。

日本は核兵器を持った國に囲まれている。
いざというとき、日本も核兵器を作ることができるように、
原発は維持していなければならない。
それが、核の抑止力にもなるだろう。

原発が必要なのは、経済成長を続けるのに不可欠だからだ、という人だけじゃない。
核兵器をつくる余地を残しておくためだという人もいるのだ。
「いい國つくろう、何度でも」のしつこさも大切だが、
その「いい國」には原発があるのかどうか、
そういうことをしっかり考えながらやらなくっちゃ。

ま、被災地の復旧は待ったなしだから、手を休めてはいけない。
が、その一方で、「いい國」の青写真も、ちゃんと作っていくことが必要だろう。

その「いい國」のイメージは人それぞれだろうが、ぼくはこんなふうに思っている。

豊かさを測るモノサシは二つある。お金と暇だ。カネ尺とヒマ尺。
で、この二つのモノサシを使って測ると、いくつかの生活スタイルが浮かび上がる。

①貧乏暇なしの生活
②金持暇ありの生活
③金持暇なしの生活
④貧乏暇ありの生活

いうまでもなく①は敗戦直後の日本のような状態。あの頃は、ぼくも栄養失調でいまにもぶっ倒れそうな日々を送っていた。
②は①の正反対。グレース・ケリーというハリウッドの美女を妃にしたモナコの王様がいたけど、あの人みたいな生活。
③は世界一稼ぐビル・ゲーツさん。金はくさるほどあるが、忙しくて使う暇がない。
④を代表するのはガンジーさん。①ほど貧乏ではないが、金持ちとは言えない。暇があったかどうかはしらないが、糸車をゆったりまわすくらいの暇はあった。

というわけで、この4つの生活スタイルを主流にした4つの國のイメージがあると考え、その4つの國の位置関係を図示すると、次のようになる。
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で、―ーと、これから本論に入るところだが、前置きが長くなったし、おなかもすいてきたので、つづきは次回に。

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